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デンタバワールドリポート 第1回中国国際電子タバコ展覧会(CECMOL)

※ 当サイトはリンクフリーです。また転載元として当サイトURLを明示いただければ記事の部分的な引用も差し支えありません。

まず中国製電子タバコ機器に関してあらかじめ次の事を断っておく必要があります。電子タバコは2003年に香港の薬剤師HON LIKによって発明され、北京において実用化された後、香港と隣接する工業都市、深センを舞台として急速に発展しました。先進国の後塵を拝し、常にパクリ製品を作るしかなかった中国が初めて自分たちの発明であると世界に誇れる特産品を手にしたのです。その後、ヨーロッパ諸国から設計についていくつかの改良が加えられ、さらに改造ハーレーのようなオーバースペック好きの国民性をもつアメリカによってパワーアップの潮流が生まれたものの、やはり電子タバコ器具生産の中心は中国の深センであり続けています。

深センの電子タバコメーカーは黎明期の段階からあっという間に多くの下請け企業群を含む生産体制を確立してしまったため、高度な技術を持つはずの先進国が周回遅れとなってしまい、いまさら何を作ってもコスト面で太刀打ちできなくなってしまっているのです。欧米メーカーも負けじとオリジナルの電子タバコ機器を製造販売していますが、そのパーツの多くが深センに発注されているのも事実です。先進諸国が巨大利権と規制でがんじがらめになっている中、足枷のない粗野で奔放な彼らだからこそ、この功績を成し遂げられたのかもしれません。

電子タバコ機器の発展は2015年に一つのマイルストーンを迎えます。バッテリーとアトマイザーの進化によりミストの質が向上したため、一般的なユーザーはやがてこれ以上のものを求める必要を感じなくなってゆくでしょう。デンタバワールドでは今後の電子タバコの方向性を占うためにも深センメーカーの動向を探り、皆様に報告してゆきたいと考えております。

今回は香港側から国境を越えての深セン入りです。羅湖駅(Lo Wu Station:ローウー駅)から香港からの出国と中国への入国の2つのイミグレを通過して深センに入ります。香港と深センの間は小さな川で隔てられており、連絡橋を渡って中国側に入国します。中国側に移るとまるで昭和の日本の工業都市のような泥臭い雰囲気があります。

ここからタクシーで20〜30分、CECMOLが開かれている福田区の深セン コンベンション・アンド・エキシビジョン・センターホールに到着。ここは人民政府がある深センの中心部で、上海の浦東新区とまでいきませんが向かいにはリッツ・カールトンやフォー・シーズンズ等のホテルがあり、周りを見上げるばかりの高層ビルにグルリと取り囲まれていて、かなりの先進都市である印象を受けます。

入口を入ると今回の大口スポンサーであるKIMREEとALDの2つの大きなブースが目立つところに構えています。この2社とは取引はありませんが、特にALDのほうは欧米の客の比率が多かったように思います。日本では知名度はあまりありませんね。

こういった目立つ立体ブース以外にも、狭く区切られたブースに入っているメーカーがたくさんあります。ブースの大きさとメーカーの人気や知名度はまったく比例していません。日本で大成功した我らがKamry社は今回場所をとるのに遅れたそうで、まるで学園祭の屋台のような狭苦しいところに詰め込まれておりました。そのドジっぷりに呆れて苦笑しか出ません。

中国で行われる初の電タバエキスポとあって会場は中国人と欧米のバイヤーなどでごったがえしていて、会場が熱気に包まれています。現地のパーツ屋や外国人のバイヤー向けの催しだと思っていましたが、来訪客の大半が中国人消費者でした。そういえば香港から越境する際のイミグレでも欧米人はそれほど多くなかったな…しかし香港側からは飛行機ではなく電車で次々と入国してくる訳だし、そもそも直接深セン入りしてホテルに滞在している外国人が大半だろうからこんなものかもしれない…。

私たちが訪れたのは4月9日〜11日の開催期間の最終日で、初日の各種イベントが終わった後なので、ここからはCECMOLから公開されている写真も織り交ぜて紹介してゆきます。

エキスポ開催初日には下の写真のようなモデルさんの登場もあったようです。中国のイケメンモデルもなかなかサマになっていますね。他にも「スモークガール」とでも呼べばよいのでしょうか、キャンペーンガールが各ブースに常駐しています。熱心にブースの写真を撮っているとカメラを構えた中国人がニヤニヤしながら「おい日本人お前も撮れや。」と手招きしてきたりするので不本意ながらキャンギャル撮影の輪に混じります。

行く先々で外国人バイヤーの姿が目に付きます。今回のCECMOLのメディアスポンサーの中には有名な欧米の「VAPE MAGAZINE」や、英語圏フォーラムの「E-Cig Forum」も名前を連ねていますので、記者さんもこの中にいるのでしょうね。とにかく電子タバコの本場での初のエキスポとあって、注目度の高さがうかがわれます。

このエキスポ自体がお祭りみたいなイベントですが、さて、この会場の中でいったい何ができるか?大勢の来訪客が新製品を手に取り新味のヴェイピングを行ったりしているが、こんな中で製品の細かいスペックをみて即座に判断するのは非常に困難です。実際、「このアトマイザーはDCTか?」「どのアトマにコイルの互換があるの?」「リキッドのPGとVGの産地は?」などといった込み入った質問を投げても即答出来ないスタッフもいます。

とりあえず名刺を渡し、歓談したあと製品についてはカタログを送ってもらうというくらいしかできないだろう、この場で製品を発注しちゃうなんて無謀だ、マイナーだが秀逸な製品を持っているメーカーの発掘と、各メーカーの傾向を掴む事が出来ればいい、そう考えて気楽にイベントを楽しむことにします。

スタッフも責任者以外は気楽なノリでブース前で立ち止まってると「ちょっとこれ吸ってみ?」って感じで勧めてきます。飲み食いも当たり前でタイミングによってはブースの奥でカップラーメンを啜っていたりして「オイあんたらホントどこでもカップ麺食うんだなw」とそんな素朴な中国人が微笑ましくも感じます。いきなりブースで下手糞なカラオケが始まったり、ゴルフパターのゲームやってたり(さすがに麻雀のジャラジャラは聞こえませんでしたが)そんなカオスな会場でもあるのです。

まずはウチの重要な取引先、HANGSENのブースに直行、挨拶がてらに入り浸ります。日本人スタッフに逢うのは初めてなので「よくはるばる日本から来たアルネ!」といったところで名刺交換。

このあと楽天リキッド、とくにKamry製品のおまけとして一躍有名になったHANGBOOにも立ち寄ります。「この前仕入れたリキッド売れてるアルか?」と質問されるが「ゴメン、まだ売り始めてない」と陳謝。実はHANGBOOの在庫もあるのですが保管場所の都合でまだ販売開始できてないのです。そのうち入門者向けのお手頃なリキッドとして販売する予定です。実はHANGBOOもPGはアメリカのDowケミカル製原料を使用しているのです。味の方は三ツ星とはいきませんがデイリーユースならアリです。しかしなんで「ハンブー」なんてかっこ悪い語感のブランド名にしちゃったんだろ…それは言語の問題なのでさすがに質問できないですね。

そういえばHANGBOOとLIQUAの外装パッケージってなぜかデザインが似てるんですよね。箱屋さんの都合かもしれませんが、この関係性について訊いておけば良かったとあとから後悔。

次はLIQUAで有名なRITCHY社です。後発組のリキッドメーカーですが、すでにイタリアンリキッドという触れ込みで楽天などでも有名ですね。当店もLIQUAについては参入の機会をうかがっていたので話をじっくりと聞きます。

しばらくブースに入り浸って話し込みましたが、ビッグニュースとしては、今年2015年の4月にRITCHY社はとうとうミラノに工場をオープンしてしまったということです。原材料もすべてイタリアで調達、つまり完全なるメイド・イン・イタリー製品になってしまったのです。しかも実際に美味しいリキッドが完成しています。

※【補足】RITCHY社はチェコ共和国の首都プラハに拠点を置く企業ですが、「LIQUA C」リキッドに関しては、メイド・イン・イタリーの原材料を持ち込み深センの工場で生産していました。「LIQUA Q」の高級ラインからミラノ工場での生産を稼働させるということです。おそらく今から1〜2カ月くらいで楽天などの日本市場に出てくるでしょう。

こうした動きはRITCHYに限らず、ポーランドにリキッド工場を作ったHANGSEN、ウクライナにリキッド工場を作ったDekang、アメリカにリキッド工場を作ったKamryなどのケースと同じく、最近の潮流のようです。

欧米リキッドの多くは、中国人への信用不安を煽り、それをキャッチコピーにして比較的高価なリキッドの売り上げを伸ばしてきました。 しかし、それに悔しい思いをしてきたのが深センを根城にするリキッドメーカー達でした。「ならば欧米に工場を建てて、現地の欧米人を雇用したらどうだ?それなら文句ないだろ。」と反撃に出ているわけです。

筆者の予測としては、リキッドの生産そのものは「混ぜるだけ」という非常に単純な工程なので、一流企業(可能なら国策企業レベルのケミカル大手)からの原料の調達とクロマトグラフィーによる検査体制さえ整えれば公共機関からはケチのつけようのない高品質なリキッドが完成するため、あとは「現地生産」により消費者の不安と偏見という要素をキレイに取り除いてしまえば、最終的にはコスト面と資本規模で有利な中国企業が勝利を収めると考えています。

では「欧米のアドバンテージとは何か?」を考えると、それは購入製品が国境を越境しなくてよい流通・法令面での優位性と、元来、欧米人がもつ香りに対しての「嗅覚」です。香水やワインのソムリエ、香辛料貿易で発展した料理などの文化をはぐくんできた欧米人は、「フレーバーの調合」に関してはアジア人よりも確実にすぐれた感覚を持っています。それは車文化で例えれば、欧米の自動車のデザインが日本車やアジアンカーよりも常に優れていることに似ているかもしれません。

しかしパイオニアである深センメーカーはしぶとい。欧米人の調香師・ソムリエを雇う賃金など、たかが知れている。彼らが欧米製品に太刀打ちできる美味しいリキッドを作り始めるのももはや時間の問題でしょう。

ここでちょっとKamryにチョッカイを出しに行きます。Kamryの新製品はすでに発注済みですが、実際に手に取って具合を見てみたいというのと、担当者に挨拶にいくのが目的です。

Kamry社はとくに楽天を中心として「VAPE X6」が日本で売り上げを伸ばしましたが、全盛期で月に2〜3万本を売り上げていたとのこと。(凄いですね!)当店でも在庫を持っていますが、香港デモの影響で香港から全く出荷できなくなっていました。そのうちセールをやりますのでよろしくお願いしますね。

Kamryに限ったことではありませんが、電子タバコの潮流はBOXMOD(APV)とDCT(2本のコイルを内蔵したボトムコイルタイプのクリアタンク)アトマイザーの組み合わせに軸足を移しつつあります。やはり交換可能な18650リチウムイオン電池の便利さとボトムコイルのスムーズな発煙は究極の解なのかもしれません。

INNOKINやSMYなどのAPVが売り上げを伸ばすのを横目に、KamryはBOXMODの新製品開発とテストに手を焼き、APV製品のリリースが遅れていました。今は予約発注の生産でフル稼働状態ですが、そのうちみなさんのお手元に届くでしょう。

Kamryからは「Kamry 30」「Kamry 60」「Kamry 100」「Kamry 200」というBOXMODがリリースされていますが、このうち200Wは3本もの18650リチウムイオン電池が入ります。

18650電池を使う製品は(もちろん日本製セルを使用した電池を買うべきですがそれを踏まえた上でも)爆発時の機構にまで気を配る必要があります。メーカーによって対策はさまざまですが、エアフロー用のベンチレーションホールを開けたり、蓋をマグネットにしていざというときにふっ飛ばしたり、とにかく爆発の圧力を逃がすような工夫が施されています。18650電池のキャパシティは非常にすぐれていますが、メーカー側は事故のリスクを非常に恐れているわけです。

筆者は、18650のBOXMODは1本入り/2本入りで十分。3本入りは仕入れない、と考えています。なぜなら3本という奇数の本数は、充電器が対応していないと中途半端で使いにくいからです。普及価格帯のインテリジェント充電器は2本のスロットしかないため、3本の充電を完了させるには合計2回の充電を待つ必要があります。しかも18650バッテリーの重要な注意事項として、充電を待ち切れず放電状態の電池を混ぜてセットすると、電池間で蓄電された電荷の移動が始まってしまい危険ですらあるのです。

リキッドの話に進みましょう。Kamry社も「Kamry USA 100% American Made」という純アメリカ産リキッド商品を展開しはじめました。味の方はどうでしょう?これからテイスティングして導入するかどうかを決めたいと思います。

あとこの下の写真、右上の車のタコメーターのようなインターフェイスのBOXMODを覚えておいてください。深センメーカーの多くが一斉にこのタイプのBOXMODをリリースしています。これをパクリというのはちょっと違って、おそらく組み込みソフトの開発会社は共通なのでしょう。なので日本人の大好きな、「どれがオリジナルか?本物か?」という目利き議論は実はあまり意味がありません。BOXMODも「Kamryが本物だ、よそのは偽物だ」なんていうヘンテコな説が出てきそうですが、深センのメーカー群は横のつながりもかなり密着しているのです。このタイプの製品を購入されるときは、意匠デザインよりも過放電やショートサーキットのプロテクションがしっかりしているかなどに着目されることをお勧めします。

当店が扱っているKamry製品はすべてメーカー直の本物ですが、所詮パテントだけの問題で、部品は同じ下請けが作ってたりすることが多いので、QRコードまでこだわってX6正規品の目利きに躍起になった日本人は、実は影で笑われてたかも?なんていうのはここだけの内緒話です。(そうは言っても非正規品だとプロテクションが省かれてないかとか、容量が偽装されてないかとか、やっぱり不安になりますよね。)


さてここでSMYを通りがかったのでやはりチョッカイを出したくなります。愛用のAPV、SMY 180を取り出し「こいつは長持ちするわー。しかしなんで電池の蓋をわざわざ精密ドライバーで開けなアカンねん!んなアホな!(カタコト英語)」ツカミはこんなところで苦笑いするスタッフから早速新製品を紹介してもらいます。

新製品は既存のものより小型化した18650製品で蓋がマグネット(よほどねじ回しが不評だったのかw)、さらにベンチレーションを追加したものでした。「これは功夫というモデルだよ。」とクンフーの絵が描いてあるAPVを紹介してくれたがこんな絵柄で果たして売れるのだろうかとしばし自問。(そういえばSMY 180のスケボーアートだかクロムハーツだか風の絵柄もビミョーだったな…)せっかくAPVで知名度が上がってるのにもうちょい頑張れSMY!と言いたくなる製品ラインナップでしたが、無地で小型のBOXMODなどについてはひととおり製品が揃っていました。INNOKINと競い合うのはハードルが高いですが今後に期待しましょう。

続いてAPVを手中に収めたINNOKINへ。写真の外人さんも「おっ、INNOKINブースだぜっ?」と耳打ちしてそうなくらい欧米人の注目度も高いです。さっそく自前の「itaste VTR」を手にして絡みに行きます。

「これ最高やわぁ〜。イノキンのAPVは傑作やねぇ〜。タフな造りやしぃ〜。(カタコト英語)」やっと現れたレアな日本人を大喜びで手招きしてテーブルに案内してくれます。

テーブルに製品をずらりと並べてひとつひとつテイスティング。「これはどう?これは?」しかし、こんな現場でヴェイピングしてみたところで機材の性能なんて分かるはずないんですよね。「いや〜分かんないよ、だって全部APVじゃん。」とは言いませんでしたが、そもそも電圧変えられるのがAPVなんだからちょっと低抵抗のアトマをつなげば電圧次第で十分な量の同じ煙が出るんですよね。だからここではデザインを楽しむことに。

ただどの製品もしっかりした作りで安定高品質のイノキン、といった印象でした。まるでガトリング砲のような装飾のTUBEMODなんかもあって楽しませるラインナップです。「iClear 30s」というヘビーデューティーなデュアルコイルを使ったトップコイル式(それじゃ意味無いw)アトマイザーなんかをリリースしていたイノキン、KangerのAERO/EMOWほど重厚な造りではありませんが、既にエアフロー付きのDCT 0.1Ω ボトムコイル式のアトマなんかもリリースしています。ただ極太のドリップチップが多いのが気になりました。ご婦人向けメーカーではないですね。

INNOKINは今後もまだまだ伸びるでしょう。あとは価格の関係でその他のメーカーが需要を拾う形になるかも知れません。INNOKINが本気出せば、アメリカ製の高価なMODなんてそのうち需要なくなっちゃうんじゃないかな?

続いてSMOK。SMOKはRDA(リビダブルアトマイザー)からMODまで欧米の嗜好をいち早く取り入れ、重厚な造りのパーツが特徴のメーカーです。とくにアトマイザーの開発スピードではKanger製品よりもさらに一歩抜きんでていると言えます。それに対し、他の深センのメーカーはSMOKと比較するとスターターキットにこだわりすぎて出遅れてしまった感があります。

ここは欧米圏の客からも注目度が高かったです。見ごたえのあるメーカーなのでもっとじっくり製品を見たかったのですが、ここではカタログだけ請求することにしました。バッテリー製品を充実させた後にはSMOK製品も取り扱いたいですね。

続いてリキッドのApollo。アメリカからの参加です。ブース内の中国系らしきスタッフも実はアメリカ人で、アメリカに住んでいてエキスポのために来たと言っていました。Fa-Q、LINDBERGHという2つの新ブランドの宣伝も行っていました。ここで南米系のモデルのお姉さんをパチリ。このブースは狭い割に結構人気でテイスティングのために人だかりが出来ていました。今後取り扱うこともある…かもしれません。

続いてPLAYBOYブランドのリキッド。ディスポからeGoクローン、Hookah(フーカー=水タバコ)の器具まで取り扱うKELVINが社運をかけてリリースしたオリジナルリキッドです。平成生まれの諸君なら「プレイボーイてw」とツッコミが入りそうですが、昭和の日本においても洋服から日用品に至るまで何でもかんでもPLAYBOYブランドで生産されていた時期がありました。そういえば北京からの学生にどんな洋服ブランドが流行ってるの?と聞いたら「PLAYBOYとか…」と答えられてギョッとしたのを覚えています。とにかくPLAYBOYは中国では今でも人気のシンボルマークなのです。

こうやってPLAYBOYのウサギのトレードマークはアジアを転々としながらアメリカのエロ雑誌創業者ヒュー・ヘフナーのところへ未だに多額の印税をもたらし続けてるのだろうか…などと想像しながら味見へと参ります。

シンボルマークがコレだからバッタモンぽいと考えるのは早計です。昭和のPLAYBOYグッズでも、開発者が血の滲む努力で生み出した傑作が、重役室でふんぞり返った役員の「ほな、プレイボーイで行こか?」の一言でエロ雑誌ブランドの謎グッズと化してしまった事例が多々あったはずです。ブースへ近づくと、もたいまさこ似の中国人女性に日本人であることを見抜かれ、「あんた日本人やろ?ちょっとこれ吸ってみ?」と勧められるうちに日本語通訳ができる女の子やら色々現れて取り囲まれてしまいます。

リキッドの感想としては、意外と…中々悪くありません。セクシーさを前面にアピールしただけあって甘ったるい香りが基本のブレンド物なのですが、決して安っぽい香りでありません。姉さん方にはウケるかもしれません。原材料などを調査して、機会があったら入れてみたいと思いました。

以前お世話になったTGさんへ。ここは市場で人気のタイプの商品をお手頃価格でリリースするタイプの下請けメーカーさんです。FlySmoker=Kamry系の製品も扱ってたりするので深センはよく分かりません。ここに並んでいるブースのどこかとどこかが下請け関係になってたり他社のOEM製品(というかそのまま流通)を販売してたりということもこの業界ではよくある事です。もちろんKamryブランドはそういうごった煮感を解消すべく新設されたブランドですが、ここ最近のDCT with APV競争に巻き込まれればパワーバランスがどう変化するかが見ものです。

以下の3社は電子タバコ黎明期に活躍したブランドです。ともにシガレット(ディスポ)タイプの電タバの時代に商品をヒットさせていました。かつてはKangerと競い合い、M401のようなヒット商品のあったSMOORE(スムーア)ですが、eGoやクリアロマイザーを使ったミドルサイズ機の普及から徐々に遅れをとった印象があります。今後の復活に期待したいところです。

GreenSound(グリーンサウンド)ですが、実はここは深センに工場を持っている韓国企業です。こちらもディスポ型の普及期には多くの製品を送り出していました。Kingtonsも同様の商品を出し続けてきました。

深センのメーカー全般に言えることですが、得意とする加工技術をそれぞれ持っていて、電子タバコ器具の設計の進化や需要の変化に応じて栄枯盛衰が生じているようにみえます。最初からずっとトップを突っ走ることができているのはKangertechくらいではないでしょうか。時流に合わせて要らなくなった下請けを切り捨て、新たな設計に合わせて部品の調達を組みなおすのは大変なことなのでしょう。

しかし彼らには開花しはじめた中国市場の膨大な顧客がつく可能性がある。さらに、未だにディスポ型の売れ行きが好調なアメリカという市場もある。無理に大型の電子タバコを開発しなくても、ディスポだけで十分食っていけるのでしょう。自分の得意なジャンルの製品で勝負するというやり方も正しいのかも知れません。

KIMREE(吉瑞)。回転ダーツによる福引のような催しをやっていました。製品はというと、中国人好みの金ピカで縁起の良さそうな細身のシガレットタイプやディスポ。そして中国語いっぱいのディスプレイ。欧米向けにも外見をカラフルにしたEKMizerというラインナップも揃えています。なんとなく電タバ黎明期を想起させられます。

ここで察することができるのは、前述のとおり入門者寄りのディスポをベースとしているメーカーは10億人の中国国内市場に活路を見出し始めたということです。どのメーカーもMODもしくはそれに準ずる最先端のメカっぽい製品を得意としてる訳ではありません。普及機で軍資金を稼いで最先端のパテントを狙ってくる戦略も考えられます。

電子タバコに慣れたベテランユーザーならバッテリーとアトマイザーのスペックを意識しながらその日の気分で自由に組み合わせる方式を選ぶでしょう。そんなユーザーは互換性を考慮した上でトップクラスあるいは定評のあるメーカー品を狙い撃ちでしか購入しません。

意匠デザインに凝ったユニークな外観の電子タバコほど互換性が失われたり設計に無理があったりして「賢い買い物」ではなくなってしまうものですが、そんなことは気にしない層も圧倒的に多いのでしょう。ただ日本ではそんな風にうまくいかない気がします。洋服のセレクトショップのバイヤーに代表されるような異常な目利きの能力と製品評価の伝播のスピードに関しては日本は最高クラスだと考えています。

続いてALD。このメーカーについては私はあまり詳しくないのですが、主にディスポからeGoタイプ、クリアロからMODまでひととおり幅広い商品を取り揃えているものの、ディスポと細見のクリアロなど、小型〜中型の製品をメインに据えているメーカーです。視点が完全に欧米の女性を向いていて、向こうの人が好きそうなカラフル=お洒落という価値観のデザイン構成になっています。欧米からの客も多かった印象があります。

日本人はスペック重視なところがありますので、嗜好に合うかどうか微妙ですが、ドデカいMODまがいの電子タバコをお姉さん方に咥えさせるわけにはいきませんので、こういったラインナップも必要かな…と反省。

SMOKJOY。どちらかというとパーツ屋さんです。Kamryからもウッド+真鍮のAPV製品は出ていますがこちらもなかなグッドです。Zippoのように手に馴染む製品は愛着がでますね。よいメーカーだと思います。当店から製品販売することもあるかも。

とりあえず主なところはこれでおしまいです。時間があればまだまだ見て回りたかったのですが、最終日は3時ごろから片しはじめますのであまり余裕がありませんでした。最後に見ておけばよかったな、というのが「NITECORE(ナイトコア)」。18650リチウムイオン電池の充電器のメーカーです。

電子タバコユーザーが注目するよりずっと前から自転車乗り達がLEDライトの輝度と持続時間を競うために使用していた18650電池ですが、これを扱うには充電器がポイントとなります。

18650電池は過充電による爆発などが不安視されますので、電子制御でリアルタイムに充電量を監視、電流を調節して充電スピードも制御できるインテリジェント充電器が必要になります。Amazonなどを見てもわかりますが、このジャンルではおそらく「XTAR」とこの「NITECORE」が2大メーカーです。

安全性の高い18650リチウムイオン電池のセルはSANYOやPanasonicが製造しており、それを内蔵している18650電池が中国で量産されている訳です。日本では18650電池は市販が認可されておらず、中身だけ日本で作って、PLリスクは中国が引き受けているのです。穿った見方をすれば日本が安全パイを取りリスクを押し付けているとも取れなくもありません。本来なら日本の技術があれば18650電池も充電器も高性能なものが作れるはずなのに、皮肉なものです。

もっと安全な電池、例えばセイコーエプソン製などのPCB(Protection Circuit Board=保護回路)が内臓された18650電池は本来の直径18mm 長さ65mmの規格を超えて長くなってしまいます。そうした電池を使いたくても、受け側のAPVバッテリーが長さ65mmの電池しか受け付けず、蓋が閉まらないといった問題があるため、PCB付きの電池を使うことはできません。その代わりに、APV側にプロテクションが内臓されている必要があります。

一方で、18650電池の充電器は、従来の日本の充電器と違って、端子間がバネで可変に伸びるようになっているため、18350/18650/18650 with PCB のどのタイプでも充電できるようになっています。加えて過充電による爆発を防ぐための機能や液晶画面とボタン操作で充電を制御できる贅沢な機能が付加されています。

これから電子たばこバッテリーの形式は、スマホと同じくMicro USB端子から直接充電できるタイプのものと、18650電池を交換するタイプのみに分かれます。

18650タイプの電子タバコバッテリーは、機械が壊れない限り充電池を交換しながら半永久的に使用が可能なため、常にストックを備える警戒心があり、さらに収集癖があり、倹約の満足感を感じやすい日本人にはピッタリなので、18650電池とその充電器の需要はこれからグングンと伸びることでしょう。



CECMOL第1回のリポートはここまでです。第2回のCECMOLは2015年の10月20日〜23日に開催されます。今回はうっかり場所を取り損ねてしまったKamry社も次は大きなブースを出すと言っています。KangerやJoyetech、Aspireなどもブースを出すとどこかで見かけましたがあまり自信はありません。Dekangも登場しそうな雰囲気です。とにかくこぞって有名メーカーが出展する見込みでさらなる盛り上がりが期待できます。デンタバワールドからも第2回リポートをお送りしたいと思います。

※【補足】次回のフロアマップからはKangertechとあの懐かしいJoyetechの名前が確認できます。残りのReserve枠にどんなメーカーが入るかが楽しみなところです。